- スカッとするアニメや漫画が見たい(読みたい)
- 上司や会社に対して言いたくても言えない本音を代弁して欲しい
- 最強の主人公が理不尽や不条理でさえも破壊して無双する話を見たい
今回は、こんなご要望にピッタリのアニメや漫画を厳選してご紹介します。
無能で頭の固い上司や会社の問題点を鋭く抉り出して、白日の下にさらしたり、
降り掛かる悪意・敵意・理不尽を全て撥ねつけて無双していったり、
痛快で爽快感ある作品のみ5つ選んでます。
そういう作品は「半沢直樹」だけじゃありませんw。
私が実際に見たり読んだりする中で、
非常に印象に残ったセリフををピックアップして何個かご紹介もしていますので、心の琴線に触れる作品を見つけて下さればと思います。
それではどうぞ!
スカッとするアニメ・漫画
銀河英雄伝説
出典:田中芳樹『銀河英雄伝説』キティフィルム 徳間書店
本作は政治体制や組織の腐敗などの問題をテーマに扱っているので、
無能な上司や組織の不条理などについての丁寧で細やかな描写も多く、
多くのサラリーマンなどの働く人達が思わず、「そう、それなんだよ!」と共感できるセリフや場面が多くあります。
今回は私が印象的だったセリフ4つをご紹介しますが、
当然これら以外にも名言・名場面は多くありますので、正直、働く全ての人に見て(読んで)欲しい作品です。
無能な司令官のもとでは、どんな有能も役立たない。
ダスティ・アッテンボロー
出典:田中芳樹『銀河英雄伝説』キティフィルム 徳間書店
いきなりですが、この言葉に深くうなずいてしまった人も多いのでは?
口は挟むくせに、失敗したら「お前が悪い」なんて言う無能上司には気をつけて下さいね。
自分が上司になったら逆に注意したい、戒めの言葉でもあります。
抵抗できない部下をなぐるような男が、軍人として賞賛に値するというなら、
軍人とは人類の恥部そのものだな。
そんな軍人は必要ない。
少なくとも、私にはね。
ヤン・ウェンリー
出典:田中芳樹『銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 』らいとすたっふ
軍人に限らず、いわゆる「体育会系」の職場だと、こういう人特に多いですよね。
物理的に殴らなくても、心理的に平気で殴るクソ上司やバカ先輩はいますよね(口悪失礼)。
しかも、「下は逆らうべきではない」という上下関係を悪用して。
そんな人たちは、まさに「職場の恥部」ですね。
怒気あって真の勇気なき小人め、語るにたらん。
パウル・フォン・オーベルシュタイン
出典:田中芳樹『銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 』らいとすたっふ
明らかに無理なのに「最後まであがけ」とか言いたがる「精神論大好き上司」とかは、まさにこれですよね。
他人には、こんなこと言っておきながら、自分では同じことを決してやらない。
そうやって、ドンドン人望を失っていくのに・・・。
その病気を育てたのは、500年にも及ぶ貴族の特権の伝統、そのものなのだ。
そうだな、その意味で言うと、公爵もむしろ被害者なのかもしれんな。
100年前なら、あれで通じたのだがな。
不運な人だ。
ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
出典:田中芳樹『銀河英雄伝説』キティフィルム 徳間書店
多くの職場に未だに根強く残る時代錯誤な文化の根底には、本人たちもそういう「洗礼」を受けて来たという背景があるようです。
とは言え、同じことを年次が下の人間に「継承させる」必要は全くありません。
「良かれと思って」やっている人は「不運な人」なのかも知れません。
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沈黙の艦隊
画像出典:かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』サンライズ バンダイビジュアル
本作は超大国アメリカを始めとする国際社会の既存秩序を相手に、主人公・海江田四郎が自らの理想の実現のために戦う話なのですが、
世界最強の潜水艦「やまと」を乗りこなし、降り掛かる敵や災難を次々と乗り越えていく姿が痛快です。
逆境の中で、いかに自分の信念を守りながら戦って生きて行くかということも深く考えさせられる作品です。
海江田四郎
画像出典:かわぐちかいじ『沈黙の艦隊 4巻』講談社
こちらが逆らわないことを良いことに、調子に乗っている上司や先輩にはぶつけてやりたい言葉ですよね。
いかに自分たちが「お山の大将」や「井の中の蛙」だということを思い知らせてやりたいですね。
ここまで言われても、堪えねばならんのですか!!!
海原 渉
出典:かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』サンライズ バンダイビジュアル
自分にとって受け入れがたいほど不本意だったり理不尽な場面に遭遇した後に、この言葉を思い出してください。
自分の今後について、深く真剣に再検討すべき時かも知れません。
ちなみに、このセリフは若本規夫さんの声で話されますので、非常にシビレますw。
海江田四郎
画像出典:かわぐちかいじ『沈黙の艦隊 5巻』講談社
上司や先輩、会社などにうんざりしている人に、是非とも知っておいて欲しい言葉です。
自由には責任を伴うものではあるものの、「自分を殺して腐っていく」よりも遥かにマシです。
私もこの言葉に勇気をもらいました。
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慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜
画像出典: 土日月『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』株式会社WHITE FOX 慎重勇者製作委員会
「慎重勇者」の名前の通り、「ありえないくらい慎重」な性格の主人公・竜宮院聖哉。
しかし、彼のこの「異様な慎重さ」が通常の勇者では考えられないような戦略や戦術を編み出し、
そして、無双していきます。
なお、「こち亀」のような、ぶっ飛んだ展開やギャグも多いので、かなり笑えます。
こち亀のような作品が好きな方には、非常におススメです。
戦わずして勝つ。
それが最上の策だ。
竜宮院聖哉
出典: 土日月『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』株式会社WHITE FOX 慎重勇者製作委員会
「汗をかけ、足で稼げ」が口癖の上司や先輩は、もっと効率良いやり方が出て来ても、従来のやり方を続けたがる人が多かったです。
そういう人のことを堀江貴文さんは「機械の代わりを進んでやるバカ」と呼んで、切って捨ててましたw。(堀江さんの発言の詳細は下記の本に載ってます)
言い得て妙ですね。
何をしても助からん場合、何もしようがない。
心など動かしてどうなる。
そういう時こそ心を鎮め、慎重に行動するのだ。
竜宮院聖哉
出典: 土日月『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』株式会社WHITE FOX 慎重勇者製作委員会
冷徹ですが真理ですよね。
私はテンパりやすかったので、あらかじめ色々な事態を想定して準備しておくことで、事が起こっても冷静を保てるように心がけていました。
でも、こっちが冷静でもテンパって混乱させてくる先輩もいて・・・辛い(泣)。
お前こそ人の命を語る資格がない。
兵士たちは殺されたのではない。
お前が殺したのだ。
お前の無策さこそがこのような死体の山を築いたのだ。
竜宮院聖哉
出典: 土日月『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』株式会社WHITE FOX 慎重勇者製作委員会
先ほどの「無能な司令官」の話にも通じますが、酷い指示・命令でこっちが振り回された挙句、失敗したら「お前が悪い」。
こういうことを平気で言えてしまう人は本当に「上司失格」です。
せめて「悪かった」の一言もくれれば良いものを、
それどころか、傷心の部下の落ち度をあげつらって説教さえして来た前職の上司はもはや「人間失格」ではないかと思えました。
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魔王学院の不適合者〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜
画像出典: 秋『魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』株式会社SILVER LINK. Demon King Academy
太古の昔、史上最強の魔王として君臨していた主人公・アノスは数千年の時を下り、人間の子供として転生を遂げる。
しかし、彼の記憶と能力は転生前と全く変わらないので、
周りとは異次元の力の違いで、向けられる敵意や謀略をことごとく跳ね返し、秩序や世界をも意のままに変えていく・・・。
「痛快さ」と「爽快感」しかない最近の良作アニメです。
違う立場からこの国を見直してみよ。
存外自分の思想が偏っていたことに気づくかも知れん。
アノス・ヴォルディゴート
出典: 秋『魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』株式会社SILVER LINK. Demon King Academy
自分と違う立場の人のことを想像することは難しくて、特にも恵まれた立場ほど、そうではない立場のことは分からないですよね。
ただ、想像はできたとしても、
「自分も若い頃は辛かった、苦しかったなぁ・・・」
「だから、同じことを味わせてやろう(使命感)」
では困る。
殺したくらいでオレが死ぬとでも思っているのか?
時間を止めたくらいでオレの歩みを止められるとでも思ったか?
アノス・ヴォルディゴート
出典: 秋『魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』株式会社SILVER LINK. Demon King Academy
時には、このくらいの全能感で自己イメージを高めるのも良いと思います。
「何でもアリ」で、スカッとしましょう。
酷い言葉で傷つけられっぱなしでは、できていることさえ、できなくなってしまいます。
願うな。
祈るな。
ただ我が後ろを歩いてこい。
お前たちの前に立ち塞がる、
ありとあらゆる理不尽をこのオレがたった今から滅ぼし尽くす。
アノス・ヴォルディゴート
出典: 秋『魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』株式会社SILVER LINK. Demon King Academy
理不尽だらけな職場にいる人ほど、本作を見て欲しいと思っています。
最強で無敵な主人公が「ありとあらゆる理不尽」を徹底的に滅ぼし尽くします。
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番外:半沢直樹(2013年版)
画像出典:池井戸潤『半沢直樹』株式会社TBSテレビ
ドラマなんですけど、どうしても外せなかったのでご紹介💦。
説明不要の歴史的ヒット作品ですが、今回は前作2013年版をおススメさせて頂きます。
もちろん2020年版も胸のすくような展開が多いのですが、
原点になった初代「半沢直樹」は、原点だけあって「倍返し」が濃いです。
知名度が高いので、もう見たことある方も多いかとは思いますが、スカッとする作品の王道ですので、久々の方は見返してみてはどうでしょうか?
ちなみに漫画版も出ました。
これ以上足を引っ張るようなら徹底的に戦います。
やられたらやり返す。
倍返しだ!
覚えておいていただこう
出典:池井戸潤『半沢直樹』株式会社TBSテレビ
名言「倍返しだ」は、今ではすっかり有名な言葉ですよね。
ただ逆に、有名になると何となく使いたくなくなりますよね💦。
でも、ここぞという時は脳裏に浮かぶw。
甘えたこと言ってんじゃねえぞ。
家族がいるのはお前だけだとでも思ってんのか。
(中略)
俺はお前を許さない。
自分のしたことを一生悔やんで生きろ
出典:池井戸潤『半沢直樹』株式会社TBSテレビ
「口だけ挟んどいて責任は押し付ける」失格上司に突きつけてやりたいセリフですよね。
あまりにも酷い場合は、泣き寝入りせずに「倍返し」しましょう。
半沢のように証拠を確実に掴んでおいて、出すべき場所とタイミングを見計らって、必ず仕留めましょう。
○ドラマを見る
○漫画を読む
今回ご紹介する作品は以上になりますが、いかがでしたでしょうか?
スカッとできる作品からエネルギーをもらって、私達も作品の主人公達のように無能や理不尽を笑い、あるいは打ち破り、自分の人生を取り戻していきましょう。
今回は以上になります。
お読み下さりありがとうございました。
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